データ分析や活用実績

AIも含め当社が手掛けたデータサイエンスサービスの主な事例を紹介します。

知財など企業機密に関わる内容を含む為、ご支援した企業名は伏せております。

立体画像認識を活用した事例

3Dデータに基づくCAD義歯製造物の元データ特定処理

歯の治療においてもIT活用は急速に進んでおり、義歯製作の為の歯型を取る方法として口腔内3Dスキャナが広まってきています。スキャンされた3Dデータと製造詳細データが歯科医院から本クライアント様へ送信され、クライアント様は3Dデータに基づきCADにて義歯を設計されます。この設計データに基づきCAMや3Dプリンタなどで義歯が製造されます。従来の石膏などによる歯型の場合、義歯製造者(技工士)が歯型と製造書類と一緒のボックスで製造工程を進める為、注文元と製造義歯の取り間違いは皆無です。しかしながら、3Dデータに基づく製造の場合は、物理的な歯型が無くかつ機器にて製造され、複数の製造物が洗浄されるため、注文元と製造義歯の特定が必須となります。従来この特定は、目視であり時間も労力も必要です。今回、道内屈指のAI開発企業様のご協力を得て独自のデータ処理による歯科医院からの元データと製造物のスキャンデータを高速で突合する処理を開発できました。スクリーンショット 2023-12-03 10.04.02

クライアント様:義歯等製造販売企業様(札幌市)
ワイブル確率密度関数とニューラルネットワークを用いた事例

宅急便など再配達判断と宅内センサー検知の時間経過

コロナの影響もあり、Webショッピングの急増による宅配利用は急増しています。宅配の重要課題の一つに「不在による再配達」があります。本プロジェクトは、宅配企業を通じて会員顧客宅玄関に入出センサーを設置し、その発生時刻と外出か帰宅かの判断を数理統計手法で割り出し、ドライバーへ再配達メッセージを送信するシステム構築です。推定に使用する確率密度関数のモデル選定、ベイズ更新を伴うパラメータ設定やニューラルネットワークの設計などを当社で行い、実装は物流システムにたけた道内システム企業が行いました。実証検証段階での再配達率の減少は有意な結果となりました。スクリーンショット 2023-12-03 10.33.49

クライアント様:道内運送企業様
統計的工程管理(QC)を人的反応変化に活用した事例

簡単な画面タッチアプリを用いた加齢による脳関連症病の早期検知

高齢者介護士施設などに暮らす高齢者の、要支援要介護度の進行を抑制するためにケアマネージャーや看護師の皆さんは日々高齢者に対する脳を含む身体の健康維持に取り組んでいます。しかしながら、認知症などの脳関連症病の早期検知は専門医でも中々難しい状況があります。本プロジェクトでは、日々のバイタルチェック(体温、血圧などの測定)と同レベルに簡易的なツールを使用して、現場のヘルパーの皆さんでも脳関連症病の疑いを早期にキャッチし専門医への相談に進める先進的なチャレンジでした。高齢者が使用する画面タッチ式のアプリは、iPadの画面に入って時間でランダムな場所に表示されるリンゴをタッチする簡単なアプリです。毎日これを行うことで、表示されたリンゴに対するタッチまでの反応時間の日々の変動をログし、通常起こりうる範囲の変動であるか否かを統計的工程管理(QC)の考え方を活用し、内部にニューラルネットワークを実装する事でその判断確率を高める独自なアルゴリズム設計を当社で行いました。通常の暮らしの中で良好状態の高齢者が脳関連症病発生率も高くない現状を踏まえ、数年をかけて本プロジェクトの効果測定に取り組んでいます。スクリーンショット 2023-12-03 11.10.04

クライアント様:道内に複数拠点を有する高齢者介護法人様
コウホートにベイズ統計的な因子分析を活用した事例

複数外食店における利用者のアンケートから人気店となる要因の発見

当社に依頼があった本プロジェクトは、地域活性化の一環でその地域で人気が高い飲食店の隠れた要因(因子)を利用者アンケート結果から推測し、地域外からの来客者増加と地域のグルメ創出に繋げるプロジェクトでした。地域内外約2000人のアンケート結果を、コウホートを踏まえ、従来の因子分析にベイズ更新を活用し分析に取り組みました。結果として性別と年齢層における明確な因子の発見に至り、各飲食店へのフィードバックにより売上増に繋がった事例も出ました。スクリーンショット 2023-12-03 11.32.22

クライアント様:道内の人口約2万人の地域

*上記以外の業種企業様にも、当社のデータサイエンスサービスは活用可能です。お気軽にご連絡ください。

北海道 札幌市近郊のデータサイエンティストです。ビッグデータを分析します